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山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。 飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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 当店が初めて取り扱った地ビールである博石館は、瓶商品はひさしく定番品だけを販売してこられました。色々と事情もあるでしょうけれど、おそらく同社の商品の多くが、世界的にも例が無いような珍しいものばかりで、そうそうつぎつぎと限定品をつくれるようなものではなかったからでしょう。これまでも実験的に樽限定の商品がいくつか登場していましたが、今回ようやく瓶での登場です。 
 わずかに限定800本です。ラベルの完成を待って、いち早く仕入れました。

 この「博石館 デュアルポーター」は、博石館の樽限定品のハリケーンと同様に、天然蜂蜜酵母赤ワイン酵母を使って作られています。このため、通常のポーターに見られるような、香ばしい香りに加えて、果実や花のような甘い香りが、複雑に組み合わさって感じられます。
 ポーター自体、甘い口当たりが特徴なのですが、その特徴をさらに独自の個性をもたせながら引き出しています。
 まるで、いろいろなお酒の長所を集めたようなビールです。度数も7度あり、冷たいままでなく、ゆっくりと温くしながら、変化していく香りや味を楽しむのがお奨めです。
 小瓶 450円です。
 (現在カメラの電池切れのため写真は後ほどです)
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 昨日入荷した、ベアレンのヴァイツェン(370円)とウルズス(390円)を味見してみました。      
 まず、ヴァイツェンです。ヴァイツェンといえば小麦をふんだんに使ったビールで、特有のバナナのような甘い香りとスパイスのような香、それにほのかな酸味が特徴です。しかし、このヴァイツェンは香りが違います。バナナのような香りはたしかにあるんですが、スパイスのような香りが明瞭で、他のヴァイツェンの香りとは一線を画すると思います。ヴァイツェンをさまざま飲まれた方も、一度飲んでいただきたいと思います。

 ウルズスは、毎年だされている冬季限定品なのですが、ビールの種類は毎年変わるそうです。今年はどんなものでしょうか。
 香りはスパイスのような香りが複雑に入り混じったような印象です。飲んだときの口当たりは濃厚で、実際の度数以上に強く感じます。小麦のビールのような印象があります。ヴァイツェンボックのように思うのですが、どうでしょう?
 こちらのウルズスはベアレンからは商品の詳細な解説はなされていません。飲まれる皆さんは、それぞれ推理を働かせてください。


 今年、日本国内でライ麦ビールを生産した地ビールメーカーは、おそらく四社かせいぜい五社でしょう。そのうち三銘柄が当店の陳列棚に並びました。

 ライ麦は、ライ麦パンでも分かるとおり特有の香りと酸味を持っています。これをどのように生かすかがライ麦ビールのキモのようです。
 実は、ライ麦だけでは麦芽にしてあってもビールが作れません。必ず大麦麦芽が必要です。場合によっては小麦麦芽も加わります。見方を変えれば、大麦のビールや小麦のビールにライ麦が加わり、ライ麦ビールが生まれてくるのだとも考えられます。そのため、ベースになるビール次第で千差万別のライ麦ビールが生まれます。
 もう少しいいますと、基礎となる大麦、コクを生み出す焙煎麦芽、甘さの小麦と、スパイス香や爽やかな酸味をもつライ麦の組み合わせで、味が出来るというところでしょう。

 今回揃った三銘柄はそれぞれ特徴があります。
 左のベアレンライ麦ビールは、小麦麦芽をふんだんに使っており、ちょっと飲むと美味しいヴァイツェン。奥のほうに、スパイス的な風味を感じます。
 われらが京都ぐるりは、新潟麦酒さんのカナディアンピルスナーの素材をベースにしており、もっとも軽い口当たりです。淡い味わいにライ麦の香りや爽やかな酸味がかなり直接に感じられます。このライ麦を栽培された中村新さんによれば、天日干しした麦の風味がするそうです。
 右の伊勢角ライエールは、ホップがほどよく効いたペールエールをベースにしており、スパイス的な香りが印象深い仕上がりになっています。

 いずれも劣らぬ個性派ぞろい。いずれもおすすめですが、当店独自の京都ぐるりを特によろしくお願いします。


 右は、岩手の地ビールメーカー、ベアレンが例年発売しておられる、ライ麦ビール(390円)です。開業当初から季節限定で出しておられて、今やこちらの代名詞のようになっています。大麦と小麦とライ麦がバランスよく使われているのが特徴です。
 今年、当店企画のライ麦ビールを含め、いくつかのライ麦ビールが世に出ますが、日本におけるライ麦ビールの草分けともいえます。もう少ししたら発売できる、京都ぐるりと飲む比べていただくのもいいかと思います。

 左は、昨年初登場。ビール好きのかたがたに驚きをもって迎えられた、自家製ホップを使ったビール、「美山ブロンド ハーベストブリュー」(410円)です。志賀高原ビールは、日本のホップ産地の南限であった信州に位置し、伊勢湾台風の被害で産地が崩壊する以前の栽培農家が近所にご存命でもあるという、地の利を生かして、工場から徒歩5分の畑で収穫したホップを、そのまま仕込みに使ったというビールです。
 一年目ということで量も限られていた昨年と違い、今年は存分に使っているそうで、かなり期待できます。
 副原料に使われているお米も、自家栽培の酒米の美山錦を大吟醸酒に使うほどにまで磨き上げたもの。他では考えられない組み合わせです。是非是非お試しください。
 なお、このハーベストブリューの発売中は、定番の美山ブロンドは出荷されません。飲み比べるためには当店の在庫と比較しなくてはいけないのですが、あいにくほとんどなくなっています。皆さん目が高い。

 いずれも、ただいま在庫している他の地ビールともどもよろしくお願いします。

 先週の土曜日に入荷しました。商品のご案内です。

 まずは、奈良の百楽門ひやおろし。純米吟醸で価格は1600円。もともとひやおろしは、秋を迎えて飲み頃になった状態の良いお酒を出すならわしがもとになっていまして、それなりに熟成した印象をともなっているものです。特に百楽門はそういうお酒が多いですね。
 ただ、今年は例年にない暑さでした。熟成の印象が去年などよりも強くなっていると思います。涼しい夜には美味しいでしょう。もう少し、後半月ほども待つべきでしょうか。


 もう一つ、富士桜高原ビールの9月の季節限定品森のヴァイツェンが入荷しました。燻製した麦芽を加えて作った同社オリジナルのヴァイツェンです。同社のラオホに似た香りに、小麦の柔らかさが加わり、穏やかな印象です。例によって、そんなに沢山は仕入れていませんので、お早めにお買い求めください。

 それともう一つ。箕面ビールから、季節限定品のベルジャンエールが明日にも入荷します。お楽しみに。


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