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山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。 飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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 今年、日本国内でライ麦ビールを生産した地ビールメーカーは、おそらく四社かせいぜい五社でしょう。そのうち三銘柄が当店の陳列棚に並びました。

 ライ麦は、ライ麦パンでも分かるとおり特有の香りと酸味を持っています。これをどのように生かすかがライ麦ビールのキモのようです。
 実は、ライ麦だけでは麦芽にしてあってもビールが作れません。必ず大麦麦芽が必要です。場合によっては小麦麦芽も加わります。見方を変えれば、大麦のビールや小麦のビールにライ麦が加わり、ライ麦ビールが生まれてくるのだとも考えられます。そのため、ベースになるビール次第で千差万別のライ麦ビールが生まれます。
 もう少しいいますと、基礎となる大麦、コクを生み出す焙煎麦芽、甘さの小麦と、スパイス香や爽やかな酸味をもつライ麦の組み合わせで、味が出来るというところでしょう。

 今回揃った三銘柄はそれぞれ特徴があります。
 左のベアレンライ麦ビールは、小麦麦芽をふんだんに使っており、ちょっと飲むと美味しいヴァイツェン。奥のほうに、スパイス的な風味を感じます。
 われらが京都ぐるりは、新潟麦酒さんのカナディアンピルスナーの素材をベースにしており、もっとも軽い口当たりです。淡い味わいにライ麦の香りや爽やかな酸味がかなり直接に感じられます。このライ麦を栽培された中村新さんによれば、天日干しした麦の風味がするそうです。
 右の伊勢角ライエールは、ホップがほどよく効いたペールエールをベースにしており、スパイス的な香りが印象深い仕上がりになっています。

 いずれも劣らぬ個性派ぞろい。いずれもおすすめですが、当店独自の京都ぐるりを特によろしくお願いします。
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