山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。
飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 9月に入って涼しい日が続いているなと思ったら、一転蒸し暑い夜になりました。涼しくなったから、こってりしたビールが美味しくなりましたねと、メールを参加の方から頂いていたのですが、少々当てが外れました。そんなわけで、ややすっきりしたタイプを多めに出すことになりました。 参加していただいたのは、四人の方。ただし、ご夫婦で参加された方が、小さいお子さん連れでした。正確には、飲まれた方4人。飲まなかった方1人ですね。こちらのご夫婦は初参加。先日の船岡山公園のイベントで、日本酒バーをされておられて、そこで初めてお会いしました。 お一人は、これまで何度か来て頂いているビール好きの方。かなりお詳しい方です。もう一人は、私の大学時代からの友人です。 お出ししたのは次の通り。最後の1本という商品も、三種類ありました。 志賀高原ビール 美山ブロンド オゼノユキドケ レッドエール コエドブルワリー ディンケル オゼノユキドケ ブラウンヴァイツェン 博石館 自然麦酒 恵那天然酵母 志賀高原ビール IPA コエドブルワリー さつまいもラガー 新潟麦酒 麻物語 新潟麦酒 エールドルレクチェ 新潟麦酒 エスプレッソ 最初にすっきりした印象のものをということで、美山ブロンドをやや冷たい目で。ぬるくなるにしたがって印象が変わりますよ、という紹介のせいか、皆さん温度の違いを確認しておられました。 さて、最近のテーマは「お別れ会」。もうすぐ無くなる商品を飲もうというものです。その1本目。オゼノユキドケ レッドエール。ちょっと早めに出しました。この種のジャンルのものとしては、非常に出来の良い商品なんですが、なにしろ同様の商品を出している他社が多いので、埋没気味。そこで、もっと個性的な商品に切り替えるのだそうです。やはり、出来のよさを再確認できました。特に香りの複雑さは好評でした。また、限定で復活してほしいものです。 続いても、「お別れ」のビールです。コエドビールのディンケル。麦芽が特殊な品種を使っているもので、舌の上で感じる味の膨らみとコクが好評でした。 飲みやすいものから、コクのあるものへ移っていくように、ブラウンヴァイツェンをだしました。味はしっかりしてるものの、香りが控えめなのと熟成のせいか非常にまろやかな仕上がりなので、飲みやすい印象になります。 そこで、もう一つこってりの前に、やや飲みやすいものをと思って、自然麦酒 恵那天然酵母仕込をだしました。なにしろ天然酵母です。なるべく同じように作っておられるはずですが、実はロットごとに味が違います。それに出荷から時間を経るにしたがって、これまた状態が変わります。今回あけたものは、温度のせいもあるでしょうが、自然麦酒の香りが非常に明瞭な印象でした。 相変わらず不思議で複雑な香りです。どなたか何の香りか判定してほしいものです。 さて、いよいよこってりしたビールに向かいます。志賀高原 IPA。ホップの香りが強烈なビールです。しかし、ここで思いがけない反応が。自然麦酒の不思議で複雑な香りを堪能したあとのため、ホップの香りが単調に感じられ、印象が今ひとつになってました。天然酵母はたいしたものです。 続いてさつまいもラガーです。これも最後の1本のはず。さつまいもですから、香りは控えめ。香り成分を多めに集める焼酎のようにはいきません。時にはさつまいもの風味を見つける方もあるのですが、今回はそれほどの反応がありませんでした。でも、のど越しの違いは感じてもらえました。 最後の締めの前に、少し口直しということで麻物語です。麻の実の香りは感じてもらえたでしょうか。 締めの2本はほぼ定番のもの。デザートを出す代わりに、エールドルレクチェ。甘い香りに、甘くない味。最初は違和感があったようですが、甘くない分、慣れてくると飲みやすいのが分かってもらえたようです。 最後はおなじみ、エスプレッソです。例によって、冷たいものと温めたものを比較してもらいました。 楽しんでいただけたと思います。お一人を除いて。 お酒の会の間、飲んで楽しむわけにも行かず、わけの分からないだろうお酒の話をしている横で、大人しくしていてくれた子供さんも楽しんでくれるかなと思って、今回も玉子を摘まんでみました。玉子を摘まんだこともさることながら、黄身がぺたっとならずにほとんど丸のままでお皿にある様子に、目が丸くなってはりました。子供さんの反応は面白いです。 PR |
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