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山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。 飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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 昔ながらのきゅうりを探しておられるかたはおられませんか? 写真にあるのは、昔ながらのきゅうりでも、早い時期に出てくる「朝風きゅうり」です。色が白いだけでなく、味も薄めであっさりしてるので、酢の物やサラダにするに向いています。

 昔ながらのきゅうりは、皮が柔らかく実が詰まっていて、今の主流の黒イボ系等とは、歯ごたえも違うし、料理の仕方も違ってきます。

 たとえば漬物にしたとき、実が詰まっている分、漬かる速さはゆっくりで時間がかかります。朝一番にぬか床に漬け込んでも、昼ごろではまだ漬かっていませんで、夕食で朝漬かりと普通の間くらいです。一晩くらいが丁度いいようです。また、塩漬けにして保存したときに、重石でつぶれることもありませんので、見た目に格好いいと喜ぶ方もあります。

 それなりに利点もあるのですが、廃れてしまった理由の一つは、実が大振りになりやすいこと。写真の右にあるのは、ごく普通のサイズのきゅうりです。結構大きいでしょ?
 それから、実が詰まっているので、ずしりと重いのですが、その分取れる数も少なくなります。かかる手間は同じか余計にかかるくらいなのですから、値段が高くなってしまうんですね。

 うちでも、朝風きゅうりをご存知の方は少なめ。まだたくさんは売れませんが、ちょっと違ったきゅうりを楽しんでいただけるように、置いています。夏も盛りになるころには終わってしまうので、お早めにお買い求めください。
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