山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。
飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 写真に並ぶたくさんの地ビール。今回こんなにもたくさん出してしまいました。ただ飲むだけで無しに、味わってもらうにはほどほどの数があります。たくさん出せばいいというものではありません。 言い訳しておきますと、最近地ビールの新しい仕入先もでき、季節限定品もいくつか入荷しています。他にも在庫を増やす事情などがあり、冷蔵庫の中は完全に満タンです。少しでも隙間を開けないと大変なんです。たくさん出したのには、そういう理由もあります。 今回は、6人の方の参加。そのうち3人の方が始めてです。やはり暑くなってくると地ビールが美味しくなってきますし、参加の方も増えてきます。逆に日本酒の会では参加の方の数が減りますが。 さて、今回お出ししたのは次の通り。 新潟麦酒 麻物語 玉村本店 美山ブロンド 新潟麦酒 ヨーロピアンケルシュ このへんからお出しした順番の記憶が怪しくなってきます。 小江戸ビール ディンケル 博石館ビール 自然麦酒 天然蜂蜜酵母仕込 オゼノユキドケ ホワイトヴァイツェン オゼノユキドケ レッドエール ここから先はちゃんと覚えてます。 オゼノユキドケ 黒 志賀高原ビール ポーター オゼノユキドケ ヘビーヘビー 新潟麦酒 エールドルレクチェ 博石館ビール クリスタルエール お出ししたビールの内容です。 まず、暑いので暑気払いにと思って新潟麦酒の麻物語です。麻の実の 香りが夏向きだと思うのですが、酵母入りのビールなので、こってりした印象が同時にあります。蒸す夜だったので、もっとすっきりしたものがよかったかもしれません。 次は、玉村本店の季節限定品、美山ブロンドです。二度味見をしてるんですが、これの面白いのは、温度によってずいぶんとコロコロ表情が変わるところ。ある程度冷たいときりりとした印象なんですが、少しぬるくなると、ややアルコール分が高めなので、のど越しに厚みが出てきます。どうやら、ぬるめになりかかっていたようです。アルコールの高さを敏感に指摘されて方もありました。 三つ目は、新潟麦酒のヨーロピアンケルシュです。美山ブロンドに比べて、軽い印象だったようです。少し意外でした。 さて、この辺からお出しした順番が分かりません。多分になります。 素材にこだわった本格派ということで、小江戸のディンケルです。原材料の大麦にこだわった商品で、ディンケルという中世以来の品種を使っているんですが、いろいろな方がおられるものです。参加のお一人が、ディンケル麦のことを詳しくご存知でした。 せっかくですから、他には無いものの代表で、博石館の自然麦酒 天然蜂蜜酵母仕込です。あまり遅くにだすと、微妙な特徴が分からなくなります。が、すこし手遅れだったようです。一味違うのは感じてもらえたはずですが、驚きが伴っていたかどうか。あまり自信がありません。もう少し上手く出さないといけませんね。 小麦麦芽原料としたオゼノユキドケのホワイトヴァイツェンです。この辺までくると結構個性的です。小麦麦芽をふんだんに使い、ハーブ系の甘い香りがするヴァイツェンです。そういえば、実に見事な形容をしてくださった方がありました。「スパードライが好きな人には、駄目なビール」かなり的確だと思います。よくあるビールとは、本当に傾向の違うビールですから。 さて、今回は製造分で最後となる、オゼノユキドケのレッドエールです。エール特有のエステル香と呼ばれる、甘い香りが印象的。しかし、ホップの苦味はしっかり利いてます。これぞエールというエールですね。無くなるのは正直いって残念ですね。 ここからは、より個性的な黒ビールをずらりと並べて比較してもらいます。まず、苦味がはっきりとしている、オゼノユキドケの黒です。黒の説明は少々難しいですが、苦くてすっきり、ぬるくなると甘味がでてきて、苦いのが苦手な人はのみやすくなります。そのへんを確かめてくださっている方もありました。さすがにお詳しい。一度、お燗だけでなくそういう変化をみるのもやってみたほうが良さそうですね。 あわせて比較するのは、黒ビールというのは少々はばかられます、志賀高原ビールのポーターです。まあ、見た目が黒いんで良しとしてください。国内では、作っておられるメーカーさんが少なく、うちで売っているのもこれだけなんですが、甘くて苦くてどっしりしているビールです。原材料費が高く付くだろうと想像します。苦味と甘味のバランスを上手く取っていることもあり、好んで飲まれる方が多いようです。「日本人向け」と紹介されることも多いですね。今回の地ビールの会でも好評でした。 さて、相当に個性的なものが出てきましたんで、バレーワインを出しました。オゼノユキドケのヘビーヘビーです。苦味が強く、どっしりとした飲み心地。大麦のワインの名に恥じません。この種のものにしては、やや大人しいですが、「らしさ」は伝わると思います。実は、これと比較してほしかった、志賀高原ビールのIPAは品切れ中。ホップの苦さがどういうものか、あわせて飲むとよく分かるんですが、残念です。 さて、これでおしまいということで、デザートを出しました。新潟麦酒のエールドルレクチェです。洋ナシの甘い香りと案外ドライな印象の味の好対照です。 さて、これで終わりというところなんですが、なんとなくもう一つ出すことにしました。同じくデザートビールとして売られている、博石館ビールのクリスタルエールです。ドイツの白ワインの酵母を使って作られていまして、高いアルコール度数と、白ワインの香りとビールの香りが同居する、ワインのようなビールです。上で紹介したバーレーワインタイプのビールが、いずれもフランスのフルボディーの赤ワインに似たものばかりの中で、全く異質な商品です。 12度のアルコールをゆっくり味わっていただき、お開きになりました。 やはり、たくさん出せばいいというわけではない。それを再認識した会でした。次回はどうなるのか? やってみないとわかりません。 追伸 天の橋立ビールをお持ち帰りしたら、美味しくなかったとおっしゃっていた参加者の方から訂正がありました。別の会社のビールと勘違いされていたそうです。 PR
もう少し早めにするはずのお酒の会の告知ですが、遅れてすいません。当店恒例の7月のお酒の会の日程が決まりましたので、ご連絡します。
6月 28日(土) 地ビールの会 7月 6日(木) 地ビールの会 11日(火) 日本酒の会 21日(金) 日本酒の会 27日(木) 地ビールの会 いずれも、夜6時半より 場所は当店のカウンター 参加費1500円 あらかじめご予約ください この7月は日曜日も営業するのですが、以前にやりました日曜日夕方開催は、私に用事があって今回はなし。それと祇園祭ははずしました。そうすると、こんな日程です。皆さん、平日ばかりですが、よろしくご参加ください。 先月から登場している志賀高原ビールの定番品と美山ブロンドの他、オゼノユキドケのレッドエールなど、地ビールは新顔が揃っています。 日本酒も夏らしい冷酒をお出しします。お楽しみに。 今月は、まだ6月28日の地ビールの会があります。こちらのご参加もお待ちしてます。 住所 千本今出川上る信号2つ目手前西側 一見八百屋 連絡先 電話・ファックス 075-461-4772 個人ブログ http://d.hatena.ne.jp/yamaokasakeya/ 店用ブログ http://yamaokasaketen.blog.shinobi.jp/ メールアドレス otayori@yamaoka-sake.com 追伸 私がかかわっております、「おいしい水研究会」という集まりがあります。環境問題に関心のある酒好きの学生が中心にできた会で、今では大半が学生でなくなってますが、例年夏に集まりを持っております。その夏の集まりの宣伝の場を、7月6日の地ビールの会に設けます。 その場では、山形産のさくらんぼが提供される予定ですので、興味がおありの方はお付き合いください。 さて、かなり遅くなって申し訳ありません。 6月3日に当店で行いました、六月最初の地ビールの会の報告です。今回も、前回同様に新しく仕入れた志賀高原ビールを、今当店で売っているものと順次比較してもらう趣向です。 お出ししたのは、次の通り。 博石館 ゴールデンエール 志賀高原 ペールエール 新潟麦酒 エディンバラ 志賀高原 インディアンペールエール 新潟麦酒 ゴールデンエディンバラ オゼノユキドケ ヘビーヘビー 志賀高原 ポーター 新潟麦酒 エスプレッソ 新潟麦酒 エール・ド・ブルーベリー 前回同様、いつもよりもたくさんの種類を出しているのは、志賀高原ビールとの飲み比べのため。私もきちんと味見をしてますが、新商品のお客さんの反応が知りたい。そういう事情に、お客さんにお付き合いいただいたわけです。ただ、いつものように、種類を絞ってじっくり味見してもらうのに比べて、出している種類が多い分、かなり混乱してしまうもの。そのへんは仕方がありません。 前回の地ビールの会で、志賀高原ビールの比較にすべくお出ししたものと、今回お出しするものとをなるべく変えてみようとしてみました。ただ、これはよくなかったですね。前回、比較するのに丁度よいものを選んでいた分、今回の取り合わせに納得いかず、改めて出しなおしたものもありました。 博石館のゴールデンエールは、軽いあたりのエールです。 志賀高原のペールエールがペールエールとしては軽い分、同じくらいのボディーでした。 新潟麦酒のエディンバラは、エールとしては、ホップの香りが控えめな分、前の二つに比べて、おとなしい印象です。 三つの比較が、どうもピシッと行きません。 続いて、志賀高原のIPAと新潟麦酒のゴールデンエディンバラとの比較です。なるほど、ホップの利いたIPAと、アルコール度数高めでじっくり飲ませる控えめな味わいのゴールデンエディンバラ。まあまあの比較です。 ここで、気になったので、オゼノユキドケのバーレーワインを出してみました。IPAと同じく、多目のホップを使ったビールです。こちらは、ビールの味の組み立てが全く違います。 IPAが、強い苦味のなかでも爽やかさも伺えるのに対し、バーレーワインはひたすらコッテリと苦いのです。 こういうところは、次に出したポーターとの対比ではいいのかも知れません。ポーターも、バーレーワインと同様、甘く苦い味わいですが、ポーターのほうが甘さが引き立つ印象です。結構飲みやすいと好評です。 そして、エスプレッソ。これは、とにかく苦い苦いという黒ビール。こってりした印象なのは、度数が高いからです。 こうしてみると、なんだか思っていたよりも、上手い具合にまとまったようです。最後に、苦いものばかり続いたので、エール・ド・ブルーベリーの甘い香りで気を休めていただいてお開きです。 数が多いと、一つ一つが掘り下げられません。もう少し絞って、じっくり味見してもらえるようにします。 大阪梅田ではビアフェスティバルが行われている土曜日。どういうわけだか、この日に地ビールの会を設定してしまいました。ビアフェスに行くので欠席のお返事をいただいた方も、おひとりならずありました。せっかくの新商品お披露目なのに失敗ですね。 しかし、拾う神もあります。3人の方が参加してくれました。わが悪友と常連さんと久しぶりに参加の方です。 この日は、新商品がどんなものか実感してもらうのが目的です。地ビールの幅広さを楽しんでもらう、いつもの会とは出し方が違います。 新商品と今まで飲んでもらったことのある似た商品とを、組み合わせて出していくようにしました。どちらがどう違うかというのを実感してもらうのに丁度いいはず。ただし、いつもよりも種類が多めになりました。 最初は、博石館のペールエールと志賀高原ビールのペールエールの比較です。ここでは志賀高原のほうが、色も薄く香りも控えめだと分かります。イギリス風の博石館にたいし、志賀高原のほうはアメリカ風なんでしょうか。 次に、志賀高原のIPA(インディアン・ペールエール)と新潟麦酒のゴールデンエディンバラの比較です。IPAは、やや度数が高めで、ホップをたくさん使うのが特徴で、香りが華やかで苦味が強いのが特徴です。季節柄、夏ばて気味のときに良さそうだというご意見がありました。なるほどです。 ゴールデンエディンバラは、度数が高いもののホップの使用はIPAよりも控えめですから、むしろあっさりした印象すらありました。度数8度のヘビー級で、いつもなら相当な存在感なんですが。 次に黒いビールの比較です。日本で黒ビールとひとまとめにしてますが、いくつか種類があります。その違いを実感してもらうべく、まずはオゼノユキドケの黒。苦い黒の代表です。 先ほどのIPAは、ホップからくる苦味です。ホップが多目の分、華やかな香りもあるので、苦味がそれほど際立ちません。逆にオゼノユキドケの黒は、味が焦げ苦いのに、香りもおこげの匂いですから、苦さが際立ちます。夏バテにいいのでは? 案外料理との相性が悪くないかも、と興味深いご意見がありました。まだ試してないので分かりませんけどね。 対する志賀高原のポーターは、苦味と甘味を併せ持つため、苦さを強く感じず、こってりした印象の味わいです。 同じこってりしたもの同士、新潟麦酒のエスプレッソと比較したいということで、これも出してみました。こちらのこってりは、甘さでなくアルコールのこってりです。やはり別物です。 一通り比較してもらったので、さすがにこってりだらけなので、一服してもらおうと、新潟麦酒のエール・ド・ルレクチェを出しました。甘い香りで苦くなった口を休ましてもらえたと思います。 さて、さて次回は6月3日。みなさん、よろしくお越しください。 6月のお酒の会の日程が決まりました。 3日(土)地ビール 9日(金)日本酒 19日(月)日本酒 28日(水)地ビール いずれも6時30分から 当店のカウンターで行います 事前にご予約ください 参加費は 1500円です。 なお、次回の試飲会は明日27日。まだ間に合いますので、お誘いあわせの上お越しください。 あたらしく入荷予定の、志賀高原ビールをお出しできるはずです。 住所 千本今出川上る信号2つ目手前西側 一見八百屋 連絡先 電話・ファックス 075-461-4772 個人ブログ http://d.hatena.ne.jp/yamaokasakeya/ 店用ブログ http://yamaokasaketen.blog.shinobi.jp/ メールアドレス otayori@yamaoka-sake.com |
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