山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。
飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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7月は日曜日も営業します。
平日ではなかなか来れないという方は、この機会にお越しください。 PR 京都大学農学部教官の西村和雄さんの新著『おいしく育てる 菜園づくりコツの科学』が上梓されました。大好評発売中の『スローでたのしい 有機農業コツの科学』に続くもので、35年にわたる有機農業の研究をもとに、80種類以上の野菜の育て方を紹介してあり、非常に読みやすく分かりやすくなってます。 西村さんは私も学生時代から折に触れお世話になってきたかたで、当店で野菜を商えるようになったのも、西村さんのおかげでもあります。そうしたことをしていただけたのも、西村さんが百姓の方々と直に接し、信頼されている方だからです。他の大学や研究機関のことは存じませんが、京都大学の農学部は、その筋の研究では日本の第一人者とか世界で名高い方々が教官としておられるわけですが、農業の現場、特に日本の農業現場に疎い方ばかりで、まして実際に農業をしている農家や百姓の方々から信頼されている人は、ごくごくまれです。 また、今でこそ、有機農業に関心を示す京大の教官もありますが、最近になってつまみ食いしてる程度の人たちが大半です。社会で関心をもたれだした10余年前でも、有機農業の研究をしてる教官は西村さん一人。風当たりも相当なものでしたが、一徹な性格から、今まで有機農業の研究を続けてこられました。 今回出版された本は、日本屈指の有機農業の特に技術分野の研究家である西村さんの研究の集大成をなすものでもあります。農業をしておられる方、家庭菜園をしておられる方、私のように野菜作りは苦手でも有機農業や野菜作りに関心のある方。そうしたみなさんにおすすめです。 また、後半には野菜を使った料理も紹介してあります。健康に育った滋味味豊かな野菜ならではの料理は一読の価値があります。 定価は1800円+税。出版元は七つ森書館。大手書店でも並ぶと思いますが、いまなら、当店でも若干割り引いてお分けしてます。 写真に並ぶたくさんの地ビール。今回こんなにもたくさん出してしまいました。ただ飲むだけで無しに、味わってもらうにはほどほどの数があります。たくさん出せばいいというものではありません。 言い訳しておきますと、最近地ビールの新しい仕入先もでき、季節限定品もいくつか入荷しています。他にも在庫を増やす事情などがあり、冷蔵庫の中は完全に満タンです。少しでも隙間を開けないと大変なんです。たくさん出したのには、そういう理由もあります。 今回は、6人の方の参加。そのうち3人の方が始めてです。やはり暑くなってくると地ビールが美味しくなってきますし、参加の方も増えてきます。逆に日本酒の会では参加の方の数が減りますが。 さて、今回お出ししたのは次の通り。 新潟麦酒 麻物語 玉村本店 美山ブロンド 新潟麦酒 ヨーロピアンケルシュ このへんからお出しした順番の記憶が怪しくなってきます。 小江戸ビール ディンケル 博石館ビール 自然麦酒 天然蜂蜜酵母仕込 オゼノユキドケ ホワイトヴァイツェン オゼノユキドケ レッドエール ここから先はちゃんと覚えてます。 オゼノユキドケ 黒 志賀高原ビール ポーター オゼノユキドケ ヘビーヘビー 新潟麦酒 エールドルレクチェ 博石館ビール クリスタルエール お出ししたビールの内容です。 まず、暑いので暑気払いにと思って新潟麦酒の麻物語です。麻の実の 香りが夏向きだと思うのですが、酵母入りのビールなので、こってりした印象が同時にあります。蒸す夜だったので、もっとすっきりしたものがよかったかもしれません。 次は、玉村本店の季節限定品、美山ブロンドです。二度味見をしてるんですが、これの面白いのは、温度によってずいぶんとコロコロ表情が変わるところ。ある程度冷たいときりりとした印象なんですが、少しぬるくなると、ややアルコール分が高めなので、のど越しに厚みが出てきます。どうやら、ぬるめになりかかっていたようです。アルコールの高さを敏感に指摘されて方もありました。 三つ目は、新潟麦酒のヨーロピアンケルシュです。美山ブロンドに比べて、軽い印象だったようです。少し意外でした。 さて、この辺からお出しした順番が分かりません。多分になります。 素材にこだわった本格派ということで、小江戸のディンケルです。原材料の大麦にこだわった商品で、ディンケルという中世以来の品種を使っているんですが、いろいろな方がおられるものです。参加のお一人が、ディンケル麦のことを詳しくご存知でした。 せっかくですから、他には無いものの代表で、博石館の自然麦酒 天然蜂蜜酵母仕込です。あまり遅くにだすと、微妙な特徴が分からなくなります。が、すこし手遅れだったようです。一味違うのは感じてもらえたはずですが、驚きが伴っていたかどうか。あまり自信がありません。もう少し上手く出さないといけませんね。 小麦麦芽原料としたオゼノユキドケのホワイトヴァイツェンです。この辺までくると結構個性的です。小麦麦芽をふんだんに使い、ハーブ系の甘い香りがするヴァイツェンです。そういえば、実に見事な形容をしてくださった方がありました。「スパードライが好きな人には、駄目なビール」かなり的確だと思います。よくあるビールとは、本当に傾向の違うビールですから。 さて、今回は製造分で最後となる、オゼノユキドケのレッドエールです。エール特有のエステル香と呼ばれる、甘い香りが印象的。しかし、ホップの苦味はしっかり利いてます。これぞエールというエールですね。無くなるのは正直いって残念ですね。 ここからは、より個性的な黒ビールをずらりと並べて比較してもらいます。まず、苦味がはっきりとしている、オゼノユキドケの黒です。黒の説明は少々難しいですが、苦くてすっきり、ぬるくなると甘味がでてきて、苦いのが苦手な人はのみやすくなります。そのへんを確かめてくださっている方もありました。さすがにお詳しい。一度、お燗だけでなくそういう変化をみるのもやってみたほうが良さそうですね。 あわせて比較するのは、黒ビールというのは少々はばかられます、志賀高原ビールのポーターです。まあ、見た目が黒いんで良しとしてください。国内では、作っておられるメーカーさんが少なく、うちで売っているのもこれだけなんですが、甘くて苦くてどっしりしているビールです。原材料費が高く付くだろうと想像します。苦味と甘味のバランスを上手く取っていることもあり、好んで飲まれる方が多いようです。「日本人向け」と紹介されることも多いですね。今回の地ビールの会でも好評でした。 さて、相当に個性的なものが出てきましたんで、バレーワインを出しました。オゼノユキドケのヘビーヘビーです。苦味が強く、どっしりとした飲み心地。大麦のワインの名に恥じません。この種のものにしては、やや大人しいですが、「らしさ」は伝わると思います。実は、これと比較してほしかった、志賀高原ビールのIPAは品切れ中。ホップの苦さがどういうものか、あわせて飲むとよく分かるんですが、残念です。 さて、これでおしまいということで、デザートを出しました。新潟麦酒のエールドルレクチェです。洋ナシの甘い香りと案外ドライな印象の味の好対照です。 さて、これで終わりというところなんですが、なんとなくもう一つ出すことにしました。同じくデザートビールとして売られている、博石館ビールのクリスタルエールです。ドイツの白ワインの酵母を使って作られていまして、高いアルコール度数と、白ワインの香りとビールの香りが同居する、ワインのようなビールです。上で紹介したバーレーワインタイプのビールが、いずれもフランスのフルボディーの赤ワインに似たものばかりの中で、全く異質な商品です。 12度のアルコールをゆっくり味わっていただき、お開きになりました。 やはり、たくさん出せばいいというわけではない。それを再認識した会でした。次回はどうなるのか? やってみないとわかりません。 追伸 天の橋立ビールをお持ち帰りしたら、美味しくなかったとおっしゃっていた参加者の方から訂正がありました。別の会社のビールと勘違いされていたそうです。
もう少し早めにするはずのお酒の会の告知ですが、遅れてすいません。当店恒例の7月のお酒の会の日程が決まりましたので、ご連絡します。
6月 28日(土) 地ビールの会 7月 6日(木) 地ビールの会 11日(火) 日本酒の会 21日(金) 日本酒の会 27日(木) 地ビールの会 いずれも、夜6時半より 場所は当店のカウンター 参加費1500円 あらかじめご予約ください この7月は日曜日も営業するのですが、以前にやりました日曜日夕方開催は、私に用事があって今回はなし。それと祇園祭ははずしました。そうすると、こんな日程です。皆さん、平日ばかりですが、よろしくご参加ください。 先月から登場している志賀高原ビールの定番品と美山ブロンドの他、オゼノユキドケのレッドエールなど、地ビールは新顔が揃っています。 日本酒も夏らしい冷酒をお出しします。お楽しみに。 今月は、まだ6月28日の地ビールの会があります。こちらのご参加もお待ちしてます。 住所 千本今出川上る信号2つ目手前西側 一見八百屋 連絡先 電話・ファックス 075-461-4772 個人ブログ http://d.hatena.ne.jp/yamaokasakeya/ 店用ブログ http://yamaokasaketen.blog.shinobi.jp/ メールアドレス otayori@yamaoka-sake.com 追伸 私がかかわっております、「おいしい水研究会」という集まりがあります。環境問題に関心のある酒好きの学生が中心にできた会で、今では大半が学生でなくなってますが、例年夏に集まりを持っております。その夏の集まりの宣伝の場を、7月6日の地ビールの会に設けます。 その場では、山形産のさくらんぼが提供される予定ですので、興味がおありの方はお付き合いください。 |
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酒屋
自己紹介:
当店の連絡先は次の通り。お便りのかたはどうぞご利用ください。
otayori@yamaoka-sake.com 京都市上京区千本今出川上る牡丹鉾町555 電話番号 075-461-4772
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