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山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。 飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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 暑さにへこたれておりまして、書くのがすっかり遅れております。申し訳ありません。
 さて、今月2回目のお酒の会は、直前でお二人の方が参加できなくなり、4人の方の参加でした。暑い中、かなり遠くからお越しいただいたかたばかり。ありがたいことです。お二人は初参加。お一人も日本酒のほうは初めてです。
 お酒を出してる私が言うのもなんですが、この日こられた方は、非常に運がよかったと思います。最初にお出ししたお酒が違います。
 お出ししたお酒は次の通り。

(日本酒)
喜楽長     金賞受賞酒(平成17年)
百楽門     吟造り純米生原酒
尾瀬の雪どけ  はつのみきり 純米吟醸原酒
招徳      純米にごり酒

(地ビール)

オゼノユキドケ ブラウンヴァイツェン
新潟麦酒    エスプレッソ


 1本目は高価なお酒です。喜楽長金賞受賞です。年に一度の鑑評会にあわせ、贅を尽くして作ったお酒ですので、実際からみればむしろ安いのですが、普段出してるお酒からすれば、なかなかのお値段。それゆえ売れないままでしたので、この際ですから出しました。初めての方もおられますし。
 味のほうはといいますと、最近の金賞受賞酒にあるように、香りが明瞭な上に味のほうも酸味を主体にしていて、飲んだときのどっしりとした印象と飲んだ後のきりっと締まったキレのよさを感じます。良いお酒です。
 しかし、貧乏性の私でなくとも、たくさん飲めるお酒ではありません。結果的には体に無理がかからないとは思うんですが。

 次は今月に入って入荷したお酒です。百楽門の夏用のお酒、吟造り生原酒です。冬場に好評だった純米生原酒が五百万石を使っていたのと違い、奈良の酒米の露葉風を使ってます。露葉風の記憶は百楽門以外では思い当たりませんので、どういうお酒になりやすいかは解説しかねます。ただ、このお酒自体は夏に出てくるだけあって、非常にさわやかな印象です。
 香りもそれなりにあります。生酒ですから、むしろ強いくらいです。味がないわけではありません。きちんと酸味が感じられます。しかし、それが丁度良い具合になっているのでしょう。上手い具合にさわやかさを感じるところにはまっているとしか思えません。
 ここで遊びをしてみました。例によってお燗酒です。香りは強めになるはずなので、不向きかなとも思いましたが、思った以上にお燗向きのようです。

 次も夏向けのお酒として仕入れた、尾瀬の雪どけはつのみきりです。生貯蔵酒です。香りが高くて味がこってりとするほどに乗っているのは、今風というかお酒を飲み始めた人に好評なんですが、今回は先に飲んだ百楽門に比べると大味な印象さえも覚えます。単独だとそんなことはないんですが。
 さて、こちらも例によってお燗にしてみました。このはつのみきりに限らず、尾瀬の雪どけの純米吟醸に共通しているのですが、お燗にはどうも向きません。冷酒でもこってりした味わいを印象付けるからでしょうか。
 そうそう、誤解のないように申し上げて起きますが、お酒の出来が悪いというのではありませんよ。わたしの好みも入っていますし、そもそも生酒という、お燗酒に不向きなものが多いのを、あえてお燗にしてるので、だめでもともとなところもあります。

 日本酒最後は、招徳純米にごり酒です。暑い日でした。重々分かってます。それでも、日本酒の、それもよくよく体が温まるにごり酒をだしました。おいしいのもありますが、普段飲まないものを飲んで、思いがけず体に馴染む方もあるかもしれません。そういうわけで、冷酒とお燗の両方出しました。
 なんだかんだで、この日お出しした中で、一番素直においしいという反応をいただいたお酒のような気がします。もちろん、お燗が苦手とか逆にお燗のほうがいいという反応はありましたが、それはむしろ自然なこと。

 日本酒についての反省ですが、暑くなってきたので、かなり勝手が変わってきて、お燗の温度が高くなってしまっています。お燗ももっとおだやかな温度でつけないといけません。高すぎました。

 地ビールは、日本酒の締めとしていつものようにオゼノユキドケブラウンヴァイツェンを出しましたが、いつもは一本のところ、夏の暑さの中ですので、もう一本出してみました。やはりエスプレッソは衝撃的だったようです。

 さて、この日実はもう一つ、出していた飲み物がありました。そして、それが最も好評だったのです。その飲み物とは、。人間もやはり生き物。夏には水が不可欠です。

 次回の日本酒の会は、今週金曜日の21日です。開封して一週間ほどになりますが、金賞受賞酒はまだ楽しめるはずです。
 月末の地ビールの会27日。新しいビールは入荷してるのでしょうか?私にも分かりません。
 そして、8月のお酒の会は、1回分、甘い和酒の会を予定してます。梅酒柳蔭など、暑気払いのお酒をお出しする予定です。
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 雨が降りそうで降らないまま、蒸し暑い夕方になった地ビールの会。直前でバタバタと申し込みがあり、4人の方が参加です。初めての方もお一人。
 お出ししたのは、全部で10種類。目論見どおり、前回よりも種類が減ってます。しかし、まだ多すぎると思いますけど。
 小江戸ビールから、今発売中の全商品の製造を終了し、新商品に切り替えるという連絡があったので、まずは製造を終了する商品から出すことにします。

 今回お出ししたのは次の通り。今回は順番を控えてあるので間違いありません。

小江戸ビール  伝説のビール職人
新潟麦酒    麻物語
オゼノユキドケ ブラウンヴァイツェン
志賀高原ビール 美山ブロンド
新潟麦酒    ゴールデンケルシュ
オゼノユキドケ レッドエール
志賀高原ビール IPA
オゼノユキドケ 黒
志賀高原ビール ポーター
新潟麦酒    エール・ド・ルレクチェ


 まずは、伝説のビール職人。今月中に出荷が終わる商品です。
 こってりしたものが多い地ビールの中で、味に個性がありながら、それでいて飲み疲れのしにくい、非常に見事なバランスが取れていると思います。なんだかんだで、これが一番好評でした。
 次のブラウンヴァイツェンは、ほどほどにぬるくしてお出ししたので、ヴァイツェン特有の甘い香りと炒った麦芽の香ばしさとが引き出されていました。
 三つ目の美山ブロンドは、すっきりした印象もあるんですが、アルコール度数は6度以上あります。そのため、こってりした印象も隠れています。参加の方々が結構お酒に強い人が揃っていたせいか、軽く飲めると感想が帰ってきました。といっても、度数は高めなんですから、飲みすぎにはくれぐれも注意が要ります。
 次に、さらに度数の高いゴールデンケルシュです。度数は8度。さすがにここまでくると、喉ごしなどが、普通のビールと違うのがはっきりします。一度の違いも、かなりはっきり出てきます。もちろん、ぐいぐい飲むべきものではありません。ちびちびとワインのように飲むものです。
 ここから、度数でなく際立った個性ビールを出していきます。まずレッドエールです。比較的ホップを多めに使った苦いビールです。香ばしい麦芽の風味とうまく調和させてあるので、飲みづらいということはありません。
 そして、そのホップの苦味、麦芽の甘さをさらに引き出したのが、IPA。上手くバランスの取れた、比較的のみ安い仕上がりとはいえ、ホップの苦味が思っていた以上に好評でした。
 続いて、オゼノユキドケ 黒です。こげからくる強い苦味が特徴なんですが、十分にぬるくなっていたので、むしろ甘さが感じられるほどでした。
 苦いところに甘さが加わって、こってりしながら飲みやすいビール、ポーターです。上の黒と合わせて、普通に売っている「黒ビール」との違いで大いに盛り上がりました。
 一通り味見してもらって、最後にフルーツビールのエール・ド・ルレクチェです。じつは、今回さくらんぼの差し入れがあり、そのさくらんぼとあわせるなり、口直しをするには、これが良かろうと思い選びました。

 こちらは、当日のもう一つの主役さくらんぼ。甘味が強いのに、いやらしすぎない程度に絶妙のバランスがとれていて、非常においしくいただきました。大好評のうちに、さくらんぼは見る見る減っていきました。さくらんぼの差し入れ、ありがとうございました。

 さて、お開きになってから、参加者の方々の興味は、自然、もうすぐ新しい商品に切り替わる、小江戸ビールに集まりました。新顔の志賀高原ビールなどももう少し注目してほしかったんですが、「これで最後」っていうのは強いですね。

 小江戸ビールが入荷しました。しばし品切れでご迷惑をおかけしていたビン製品も揃いました。お待たせしました。
 その入荷とあわせて、小江戸ブルワリーからお知らせが来ました。その内容にかなり驚かされました。現在発売中の全商品の製造を順次終了し、新製品切り替えるというものでした。

 ここでも紹介してますが、このところ、地ビール商品の生産終了のお知らせが続いてました。博石館さんは、スモークエールを製造終了。新潟麦酒さんは、委託生産分の拡充のために、薬草酒などいくつかの商品の生産終了。オゼノユキドケも、今後プレミアムビールを順次提供するために、レッドエールの生産を終了。ただ、いずれも一部商品のみです。全部の商品を切り替えるというのは、よくよくのことです。

 とはいえ、新製品は愉しみではあります。なんとか継続できるようにしたいと思っています。なんとかね。
 現在、案内のきているのは、缶商品の伽羅瑠璃の2種類。ビンの商品も順次案内がくるはずです。いずれも、皆さんに愛好していただけますよう願っています。
 それともちろん、ほぼ在庫限りになった小江戸ビールの既存商品をよろしくお願いします。



 先日ご案内したお酒の会ですが、7月は2回目のお酒の会を、11日から12日水曜日に変更します。それ以外の日程ははそのままです。お越しいただけそうな皆さん、よろしく。

 それと、小江戸ビールの商品が夏の間に全て変更されます。今ある商品は全てなくなり、新しい商品に変わります。新商品情報は、順次出ておりますが、まだ出揃っておりませんので、分かり次第順次お知らせします。


●変更版

 
7月
 6日(木) 地ビールの会
12日(水) 日本酒の会 
21日(金) 日本酒の会 
27日(木) 地ビールの会


いずれも、夜6時半より
場所は当店のカウンター
参加費1500円 
あらかじめご予約ください


 この7月は日曜日も営業するのですが、以前にやりましたような、日曜日夕方開催のお酒の会は、私に用事があって今回はなし。それと祇園祭ははずしました。そうすると、こんな日程です。皆さん、平日ばかりですが、よろしくご参加ください。

 小江戸ビールが、今ある新製品を全て新製品に変更します。一部の商品は、すでに出荷が終了してます。名残を惜しみつつ、小江戸ビールもお出しします。

 先月から登場している志賀高原ビールの定番品と美山ブロンドの他、この夏で最後となるオゼノユキドケレッドエールなど、飲んでおきたい地ビールが色々あります。

 また、日本酒も夏らしい冷酒をお出しします。お楽しみに。


お詫び
 朝方に上と同じように、日程変更のメールを送らせていただいたのですが、メールアドレスが他の方のメールアドレスと併記する形で送ってしまい、メールアドレスが読める形になっている方があります。まことに申し訳ありません。
 今後は、こうした失敗が無いようにくれぐれも気をつけいたします。
 また、改めて他のかたのメールアドレスが分からない形になっているものを送信しましたので、先に送った方削除していただくようお願いします。

 日曜日でしたが、例年どおり7月は休み無く営業してます。
 ただ、先週まではいつも通り、日曜日は休みだした。そのうえ雨模様。道行く人も少なめです。雨降りのおかげで、頼まれていた用事は中止になったのですが、その代わりに仕事が増えるわけでもありません。
 のんびりとした気分で店番してました。
 と、週明けの火曜日くらいに入荷すると思っていた、志賀高原ビールが入荷しました。
 赤いラベルのIPAが思った以上に好評をいただいて、品切れしていたのですが、これで補充もできました。冷蔵庫は相変わらずいっぱいで、今日の入荷でますます余裕がなくなりましたので、皆さんどうぞ、お買い上げください。


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