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山岡酒店の日記やお知らせ、売り物のお酒をご案内しています。 飲むこと食べることをこよなく愛する私と料理と素材に精魂込める母と商品知識は今ひとつながら愛想はいい父親の三人の店です。
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 残念なお知らせです。かねてから予定しておりました「京都ぐるり 丹波胡麻のライ麦エール」の姉妹品「京都ぐるり とろとろライ麦エール」の発売を中止いたします。なお、「京都ぐるり 丹波胡麻のライ麦エール」の販売は鋭意継続中です。よろしくお買い求めください。

 この姉妹品の「とろとろライ麦エール」は、もともと試作段階でオリが多く入りすぎてしまったものを再現していただいて、商品化しようとしていたものです。
 試作品では、オリが多い分、飲みにくいからと敬遠される方が多い反面、未体験の飲み物に病み付きになった方もあり、きわめて明瞭に好き嫌いが別れるという実に興味深い出来上がりでした。
 今回出来上がったロットでは、オリが上手く入らずに別商品とは言えない出来上がりになりました。もともと失敗作ともいえるものを再現してくれというのですから、逆に難しい作業となってしまったようです。
 今回の結果は良い教訓としたいと思います。ぜひ来年にご期待ください。

 なお、オリの入らなかったロットは、京都ぐるりと同一の商品として今後も販売していきます。完成からの時間の差や造りもいくらか改良点がありますので、味が少し変わるかもしれませんが、許容範囲のうちだと思います。
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 けらもすさんで実施中の一週間限定ビール。
 火曜日で終わったベアレンのウルズスとヴァイツェンに続くビールは、第4弾志賀高原ビール ハウスIPAと第五弾オゼノユキドケ 黒です。

 志賀高原 ハウスIPAは、昨年に続き発売された冬季限定品です。
 定番品として発売されている志賀高原ビールのIPAが、ホップの苦味と麦芽の甘さがほどよく調和しているのに比べると、さらにホップをきかせ、香りがすばらしく度数も高い、非常に個性的なビールです。発売されている間に、一度は飲んでいただきたいビールです。

 オゼノユキドケ 黒は、これまた冬季限定品です。一時定番品になったのですが、再び限定品になった商品で、やはりこの時期しか飲めないビールです。
 通常の黒ビールとは異なり、小麦麦芽大量につかっており、焦がした麦芽の苦味の中に、小麦麦芽特有のまろやかさがあり、苦味があってもまろやかな口当たりの不思議なビールです。

 同じ黒ビールでも、コエドの漆黒と飲み比べていただくと、その違いが分かりやすいと思います。お試しください。
 今週の24日の土曜日に、百楽門のどぶろくがいよいよ入荷します。
春日大社の新嘗祭に使われるものと同じ、菩提もと、あるいは水もとといわれる古式ゆかしい製法で作られたどぶろくです。

火入れ 一升瓶 2300円
    四合瓶 1200円
活性  一升瓶 3000円
    四合瓶 1500円
 活性のどぶろくは、ふたに空気抜きの穴が開いていません。度数も15度程度に抑えてあり、噴出しやすくなっています。


 どぶろくは、清酒のにごり酒とはことなり、漉していないため米粒が残っているのが分かります。香りは果物のような甘酸っぱさがかすかにありますが、清酒のそれと比べるとずっと複雑です。
 味では、その特徴はさらに強調されます。米の甘さとうまく馴染んでほんのり感じられる酸味は、実に表情豊かで複雑で、そしてまろやか。この味わいに虜にさせられます。
 今、いくつもの酒蔵が製造免許を取得して、どぶろくを製造販売していますが、ほとんどが「漉していない清酒」でしかありません。残念ながら、これでは、昔ながらのどぶろくの持ち味を楽しめません。古式ゆかしい製法を採用し、なおかつ市販されているのは、この百楽門のどぶろくだけ。それも、晩秋のこの時期だけにしか発売されません。 ぜひ、この機会に味わってください。
 なお、このどぶろくは度数も低めで、粕も多く含まれていますので、大変痛みやすいお酒です。開栓後はすみやかにお飲みください。


 当店が初めて取り扱った地ビールである博石館は、瓶商品はひさしく定番品だけを販売してこられました。色々と事情もあるでしょうけれど、おそらく同社の商品の多くが、世界的にも例が無いような珍しいものばかりで、そうそうつぎつぎと限定品をつくれるようなものではなかったからでしょう。これまでも実験的に樽限定の商品がいくつか登場していましたが、今回ようやく瓶での登場です。 
 わずかに限定800本です。ラベルの完成を待って、いち早く仕入れました。

 この「博石館 デュアルポーター」は、博石館の樽限定品のハリケーンと同様に、天然蜂蜜酵母赤ワイン酵母を使って作られています。このため、通常のポーターに見られるような、香ばしい香りに加えて、果実や花のような甘い香りが、複雑に組み合わさって感じられます。
 ポーター自体、甘い口当たりが特徴なのですが、その特徴をさらに独自の個性をもたせながら引き出しています。
 まるで、いろいろなお酒の長所を集めたようなビールです。度数も7度あり、冷たいままでなく、ゆっくりと温くしながら、変化していく香りや味を楽しむのがお奨めです。
 小瓶 450円です。
 (現在カメラの電池切れのため写真は後ほどです)
 昨日入荷した、ベアレンのヴァイツェン(370円)とウルズス(390円)を味見してみました。      
 まず、ヴァイツェンです。ヴァイツェンといえば小麦をふんだんに使ったビールで、特有のバナナのような甘い香りとスパイスのような香、それにほのかな酸味が特徴です。しかし、このヴァイツェンは香りが違います。バナナのような香りはたしかにあるんですが、スパイスのような香りが明瞭で、他のヴァイツェンの香りとは一線を画すると思います。ヴァイツェンをさまざま飲まれた方も、一度飲んでいただきたいと思います。

 ウルズスは、毎年だされている冬季限定品なのですが、ビールの種類は毎年変わるそうです。今年はどんなものでしょうか。
 香りはスパイスのような香りが複雑に入り混じったような印象です。飲んだときの口当たりは濃厚で、実際の度数以上に強く感じます。小麦のビールのような印象があります。ヴァイツェンボックのように思うのですが、どうでしょう?
 こちらのウルズスはベアレンからは商品の詳細な解説はなされていません。飲まれる皆さんは、それぞれ推理を働かせてください。


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